ゆくぱランチャー

人生・趣味・思い込み

人間関係を改善する本を読んでも人生は変わらない

人間関係に悩むたびに、人間関係を改善できそうな本をいろいろ購入して読んでみた。

だが、読んでいるときは人間関係が上手くいきそうな気がするが、実際は何の役にもたたないということが分かった。

何故なんだろう…。

自分が望むのは他人を変える方法…なのに自分が変わることが最善なようなことが書かれているから…だと思う。

 
「嫌われる勇気」をかじってみた…

嫌われる勇気という本を読んでみた。

内容は哲人と青年の対話形式で話が進んでいくので読みやすかったし、最近読んだ本の中では面白いと感じた。

要は他人を変えることはできないが自分を変えることはできるという内容。

考え方を変えることができればもしかして…と思ってしまったが、本を読んだくらいで人間関係がどうこうなるわけでもないのはいつものパターン。

ひとりひとり生まれ持った気質もあるし、生活環境も違う。

その日のキャパシティもあるし、体調もあると思うので、考え方が変わったくらいで複雑な人間関係を解決できるわけがない。

もしアドラー心理学に共感し実践していくにしても、課題の分離はできると思うが他者貢献は取り扱いが難しいと思う。

それに人間関係で嫌われるといろんな弊害がたくさんでてくるので耐久力も必要になる。

長い期間耐えらる覚悟があるなら読む価値があると思う。

ん?…そもそも耐えらる人は人間関係の悩みなんてないのかもしれない…。

嫌われる勇気 自己啓発の源流「アドラー」の教え [ 岸見一郎 ]

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感想(516件)

 
優位性を築くための愚痴

“人は怒りを捏造する”を読んだときに思ったことがある。

同僚の愚痴を聞くときには注意が必要だと。

本書では青年が喫茶店で本を読んでいたときに、通りがかりのウェイターが青年の服にコーヒーをこぼしてまい、怒った青年が大声で怒鳴ったことを哲人に話していた。

そして哲人は青年に、原因があったから怒鳴ったのではなく、ウェイターを屈服させていうことをきかせるという目的があったために怒りを捏造したとある。

この目的論を同僚の愚痴に当てはめてみた。

同僚から上司の不満を聞かされることがよくある。

自分もそう思うこともあるので、この人はこういう不満を持っているんだな~程度にしか思っていなかった。

しかし、愚痴を言っていた同僚は上司に不満はある、不満はあるが自ら改善を提案したりしない、陰で文句を言うばかりである。

もしあなたが同僚から愚痴ばかり聞かされるとする。

その上司より自分のほうが有能で力があるのだ、ということ分からせて上司より自分の言うことを聞け、そして仕事の主導権を握る目的がある可能性がある。

聞きたくもない愚痴を聞かされた挙げ句に、そんなもので優位性を持たれたらたまったもんじゃない。

同僚に負けないで上司の愚痴を言うしかないのだろうか…。